2010年9月12日日曜日

タラバガニは、食べ応えがあります。

市販のゆでたタラバガニの甲羅の中は、
ゆでる前、鮮度を保つ目的で洗い流すので空洞ですが、
実は、足の付け根にも、たっぷり身が詰まっています。

一番美味しい召し上がり方は、そのまま殻を外し、
ポン酢やレモンなどをつけて、ボリューム感を楽しむ方法です。

春先に出回るメスには、まれに内子(オレンジ色のかたまり)が、
残っている事があり、珍味として好まれる方もおります。

お店の水槽等で動いている、生きているタラバガニは、
茹でたものと甲羅の色がずいぶん違います。

この紫がかった濃い色の甲羅が、
茹でると鮮やかな朱赤に変わるのです。

加熱されていないと、甲羅や殻の部分は黒味がかった濃い紫です。

カニ味噌は、冷めると一気に味が落ちますが、
あたたかいうちなら、味噌も美味しく召し上がっていただけます。

すぐに召し上がらない場合は、ホースなどで水を強く出し、
甲羅の中、内臓を洗い流してから茹でてください。

沸騰させた海水程度の塩加減の湯で、甲羅を下にして、
湯がかぶるように落し蓋などをして茹でます。

茹で時間は、大きさにもよりますが、
オスの1.5kg前後のもので、30分ほど。

メスでは45分位を、目安になさって下さい。

甲羅の中を洗い流さない場合は、もう10分、時間をのばします。

茹でて召し上がるほかに、
足の部分をバーベキューのように直火で焼いて召し上がっても、
香ばしい香りと濃い甘味が、お口いっぱいに広がります。

焼き過ぎると、ドリップが落ちてパサついた触感になるので
気をつけましょう。

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